広島東洋カープ資料 ④ 広島野球倶楽部 二百円株

〜 この品物は、既に倒産した会社のもので、経済的価値は1円もなく、ただの印刷物ですが、広島東洋カープの黎明期を象徴する一級品の資料です 〜 ★ プロ野球12球団中、唯一親会社を持たない球団、広島東洋カープ。1949年に「広島野球倶楽部」を設立し「広島カープ」が誕生。1950年のシーズンからセ・リーグに参加したものの資金繰りには大変苦労しました。 ★ こうした経済的苦境を打破すべく、石本監督らは親会社探しに奔走するも難航。最終的には後援会を発足させ、ファンなどから支援金を集い、1951年末までに当時の金額で約440万円を集めました。この奇跡は「昭和の樽募金」と呼ばれています。 ★ 1955年になると広島野球倶楽部の負債が膨れ上がったため、同社を倒産させて「広島カープ」を設立しました。